クロージングに一工夫加えて「コーラ」のサイトで「ペプシ」を売ろう。

 アフィリエイターにとって「これだ！」と思う商品やサービスがあっても、いざマーケティングをしてみると競合が多くサイト制作を断念してしまう事もよくある話ではないでしょうか。今回の記事がそのような状態を好転させる為のヒントになれば幸いです。

この方法が思いついた経緯

タイトルに「ペプシ」やら「コーラ」やら出していますがこれは“同類のサービスや商品”の事を指しています。あなたが紹介している商品やサービスに当てはめてご覧ください。

自分自身、今までは「コーラ」を売るために「コーラ」のページやサイトを作成してきました。恐らくコレは当たり前のことでしょうし、多くの方がこの方法でサイト作成をされているのではないでしょうか。

私もこの方法に気づくまでは同じようにサイトを作っていたのですが、ある時こう思ったのです「このサイトでペプシを売ったらどうなるだろう？」

私の基本的なサイトの作り方として複数のCTA（コールトゥアクション）を設置することはコンバージョンレートを下げてしまうものと勝手に思い込んでいて、設置しないようにしていました。

ただ、この手法を試そうと思ったサイトは獲得件数も頭打ちになっており、SEOも上位表示を達成。もはや「やることがなくなっていた」状態だったのです。

そして、「コーラ」のサイトに「ペプシ」を紹介してみよう！という発送に至った訳です。

どのようにクロージングを行ったのか？

もともと「コーラ」を売るためのサイトだった訳ですから、クロージングはコーラの特徴を最大限に引き出す「コーラの特徴は最高のノドゴシです！」の様なコピーを配置していました。

それを、以下の様な形に変更してみました。（内容はもちろんサンプルです）

・コーラの特徴は最高のノドゴシです！
でも
・コーラの炭酸は少し強めなので、炭酸が控えめが良いという方は「ペプシコーラ」を試してみてください。

凄くシンプルですが、両方の良さを具体的に提示してユーザーに選択をしてもらう形式を取ってみました。

で、結果はどうだったのか？

この手法を取り入れる前は1日辺り3件程度の成果が上がっていましたが、2つの選択肢を与えてユーザーの反応を見たところ・・・。

1日の獲得数が4～5件に伸びました。

面白いように、ペプシを買う人もいれば、コーラを買う人もいました。
要するにユーザーがサイトに記載のクロージングを見て「どちらが自分にあっているかを判断した」ということになります。凄く嬉しい結果でした。

1つの商品に絞り込んで販売する方がコンバージョン率が下がりにくいという固定概念ありましたが、これで完全になくなりました。

クロージング次第では同類の商品は売れますし、可能な限り今後も別のサイトで活用していきたいと思うようになりました。

まとめ：ひとつの商品・サービスを紹介するサイトでは積極的に取り入れてみたい

例にするならば、育毛剤というターゲットキーワードで複数の育毛剤を取り扱うサイトであれば話は別ですが、カロヤンアポジカみたいな単品商品のみにフォーカスしたサイトではこの手法は効果を発揮する可能性があるかもしれません。いや、やり方しだいでは確実に効果を発揮するはずです。

また、発想を変えてみるとSEOで難易度の低いターゲットキーワードを探しだして、それとは異なった同類の商品を販売する・・・という事にも使えます。

分かりにくいので例に出すと↓
・育毛剤A　月間検索ニーズ　2万回（SEO難易度高）
・育毛剤B　月間検索ニーズ　5千回（SEO難易度中）

上記例では、「育毛剤A」で勝負が難しいという場合は「育毛剤B」でSEO対策を行って「育毛剤B」と「育毛材A」も販売する！というイメージです。

単品紹介サイトで成果が上が頭打ちになっている場合はぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。

アフィリエイト激戦区である育毛剤のランディングページまとめはこちらの記事でどうぞ。

ランディングページの作り方は「ランディングページのフレームはこうやって作ればいい。テンプレート付」にて紹介中ですのでこちらもあわせてどうぞ。